ラブバ(仮)は、ノベルゲーム的な意味合いが強かったと思います。
文章で物語が進み、立ち絵が出てキャラクターがセリフを話す・・・という形式でした。
完全版でも、この形式を受け継いで、さらにLive2dで立ち絵を動かして・・・と
考えていまして、ウェスタ編がサウンドノベル形式、王宮編がヴィジュアルノベル形式とするつもりだったんですけど・・・
王宮編から、好感度に加え能力値判定、移動要素を付け加えるつもりだったんですが、いくらなんでもそうすると王宮編の比重が大きくなりすぎるんですよね。ウェスタはそのままサウンドノベル形式なので、ゲーム全体のバランスが悪くなってしまう。
まあ、それなら能力値判定なんか入れずに選択肢だけにしちゃえよ、というのもあるんですけどね・・・王宮編だけがヴィジュアルノベル形式で、会話部分も同じ、しかしウェスタはそのままで・・・そして、何回か(仮をプレイしていて思ったのが、ウェスタ編になると男性キャラとの会話が話題なくなっていってしまうという・・・。自由行動が会話と料理だけというのも、ウェスタ編がなんとなく物足りない原因にもなっているのかも・・・と。
(そもそも文章だけっていうのは、やはりゲーム全部が文章だけだからこそ、その魅力が光るんじゃないか?立ち絵が入っちゃったら、みんなヴィジュアルのほうにいっちゃうんじゃない?)
じゃあウェスタ編にも何か・・・というと・・・一体なにを付け加えたらいいのか?サブイベントを増やす?とか色々と考えました。王宮編とウェスタ編、どっちも面白く作りたい・・・。
うーん・・・。
で、すんごく考えすぎて、なんだかよくわからなくなってきたので、
・・・原点回帰、してみました。
DivaはもともとRPG,ありがたいことに多くの人に喜んでもらえたんですけど、
どこが面白かったのかなーって考えると、やっぱシナリオなのかな・・・?
だけど、シナリオの想像をまた盛り上げてくれたのって、サブイベントとか、戦闘の演出とか、いろんなところにいくわくわく感とか、音楽とか、街の構造や景色とか、武器防具の装備とか、街の人たちとの会話とか、そういうものだったんじゃないか。
RPGって、物語も大事だけれど、それ以上に他のシステムの演出も多分に大事なことだとおもうんですよね。それでよりプレイヤーの想像が掻き立てられて、面白さを感じられる、そこにつながっていく面があるのでは。
Divaの男性キャラと恋愛する・・・という話が持ち上がったのも、こういった演出のおかげもあったのでは・・・。
恋愛ゲームにおいて、Divaのゲームならではの演出で特色をつけるとしたら、恋愛シナリオやイベントとは別のRPG的な要素をそこに入れたらどうか・・・。
ラブバは、Divaが原点である・・・そこを考えると、他の乙女ゲームとは違う、原作がRPGならではな部分を出すのがいいのか・・・と。
例えば、戦闘で瀕死になったときに、仲間の男性キャラがかばってくれた・・・色々と想像できる部分あるのでは?・・・私だけかなあ。
移動要素、アイテム、装備、移動要素に伴うサブイベント、戦闘・・・能力値に応じて好感度も上がりやすくなったり・・・
王宮編だけではなくて、ゲーム全体に移動要素と戦闘要素を付け加えたらどうか。
実際Divaのシナリオは、ラブバでも戦闘の占める割合が多いんですよね・・・。
これを普通のノベルゲーム演出でやるとすると、SEと立ち絵震わせたりでするしかない。それ以上の表現をするというなら、小説風な文章で補完するしか。
でも、戦闘要素を入れれば、その問題は一応解決する?わけで。さらにそのバトルの中で男性キャラに何か技を使わせたり・・・とか、セリフ入れたりとかの演出もできるのではと。
もちろんバトルの難易度はかなり低く設定し、イベントを楽しんでもらえるように工夫をしようと思いますが。
もともとがRPGなことを考えると、Divaの恋愛ゲームならばこういった形式がよいのではという結論に至り。
そうすると、ちまたの乙女ゲームとはまた一線を画してしまうのかもしれませんが・・・。
ラブバ完全版は、RPGに限りなく近く、RPG的に楽しみながら男性キャラと恋愛をする、そんなゲームの方向性でいこうかと・・・考えています。
現状のゲームエンジン、ティラノスクリプト はノベルゲーム用なのですが、改造すればドラクエ風の戦闘ができることが判明、というか改造したらできてしまったので、これを活用してラブバ完全版、挑戦していきたいと思います。
↓はラブバ完全版の戦闘画面。フロントビューのものになります。